香典返し
即返しとは、忌明け後ではなくご葬儀当日にお返しするお香典返しのことです。
即返し(当日返礼品)のご予算は、おおよそ2,000円~3,000円程度の品物をお返しすることが多いです。品物としては、カタログギフトが一般的ですが、カタログギフトを避けたい方は、お茶やタオルなどを選ばれます。また、ビール券を選ぶ方もいらっしゃいます。
高額の香典を頂いた方には忌明け後、即返し品とは別にカタログギフトやタオル等を送ります。
■キリスト教の場合
香典返しは日本独特のしきたりで、キリスト教には本来「香典返し」という習慣がないのですが、時期としては、プロテスタントで一ヶ月後の召天記念日後、カトリックで30日後の追悼ミサ後にお返しなさるのが慣例になっています。
■神式の場合
神式の忌明けに相当するのは五十日祭です。香典返しはもともと仏式のしきたりなのですが、やはり仏式に準じた形でお返しされています。
法事・法要の引き出物
四十九日、一周忌、三回忌などの法要の際に、ご参列頂いた方から頂くお供え(お香典)のお礼として、感謝の意味を込めてお返しするお品物(返礼品)のことを「法事のお返し物(引き出物)」と言います。
法事の引出物は会席(お料理)の予算のことも含めて3,000円~8,000円程度で考えれば宜しいかと思います。お返しの品物は予算に対して、1種類で用意する場合と、2種類以上の品物をセットで用意する場合があります。関西や西日本は2種類以上のセットが多い地域です。渡し方は、例えば、当日ご夫婦でお供えをお持ちになられた場合は、ご夫婦に対して1つ(1セット)お返しすれば宜しいかと思います。海苔やお茶の詰合せなどの食品+お菓子、タオル+食品のセットが人気ですが、最近はカタログギフト+食品のセットを選ばれる方も多くなってきてます。